火気を高める太陽
太陽の写真や太陽の絵には、運気を高める効果があるとされている。
暗い部屋に太陽の絵を置くと、光の代わりになる。
だから、暗い玄関に太陽の写真を置くことをすすめる風水師は多い。
しかし、太陽は火気を帯びているため、どこにおいてもよいというわけではない。
置く場所によって、吉凶が生じるので注意が必要である。
太陽と相性がいいのは、土と木
太陽は火気を帯びている。
火は木が燃えて生じる。
また、火が燃え尽きると、土になる。
この道理から、火と土、火と木は相性が良い。
8方位で言うと、北東と南西に土気が宿り、東と南東に木気が宿っている。
つまり、火気を帯びたものは、この4方位と相性が良い。
太陽と相性が悪い方位
火気と相性が悪いのは、金気と水気である。
火は金を溶かし、水は火を消すからである。
8方位で言うと、西と北西に金気が宿り、北に水気が宿っている。
つまり、太陽の写真や絵を西、北西、北に置くのはよくないのである。
西、北西、北は暗い部屋になりがちである。だから、太陽の写真で、光を補おうと考える風水師もいるようだが、古典的な風水の考え方では、凶相になるリスクが高い。
北西に太陽の写真を置いた時の凶害
北西を例にして、凶害の考え方を示そうと思う。
北西には様々な意味がある。
象位と呼ばれているものだ。
- 天
- 父
- リーダー
- 戦い
- 金
- 機械
- 最高
- 丸
- 政治
などである。
これだけではなく、実際は、さらに多くの象意が派生する。
そして、これらの象意にかかわる災いが起こる。
父親の運気が落ちる
北西には、父親の意味がある。
家の主人の運気が、火の力で溶かされてしまうと考える。
主人の運気が落ちると、収入が減るし、家庭の雰囲気も悪くなる。
その結果、家族の不幸につながる。
だから、古典的な風水では、北西の方位はとても大切に扱われていた。
太陽の写真で運気を落とすリスクを負うべきではない。
政治家、法律家の運気が落ちる
父親が、政治にかかわる仕事をしている場合、さらに運気が落ちやすい。
例えば、議員、弁護士、検事、警察官、判事、裁判官、公務員、自衛官…。
北西は、これらの職業をつかさどる方位なので、凶相にならないようにすべきである。
金運がダウンする
北西は金運の方位としても知られている。
北西は、金を意味しているため、金運に大きな影響を与えるとされている。
特に、火気を帯びたものを北西の部屋に置くと運気が落ちやすくなる。
北西の窓に、赤いカーテンをかけるのは、よくない。赤は炎をイメージするので、金を溶かすと考えるからである。
太陽の写真も、金を溶かすという道理から、北西の部屋に飾るべきではないのである。